淡々と様々なことをかく。

2次元アイドルゲームと某劇団に踊らされる日々。

TEAM NACS「マスターピース~傑作を君に~」感想(ネタバレあり)

大千秋楽お疲れさまでした。

 

福岡で本公演を見せていただきそれを思い出しながらの感想なので、多々違うところがあったりもするかもしれませんがご了承いただければと思います。(4/20夜公演鑑賞)

 

脚本家とかものを書く人の悩み

書けないというのは実はこの筆者にもよくあることで。
このブログは移転2回(名称も実は変更していたりする)を経て10年ぐらい続いているわけですが、書けない気分の時もあるし文章展開が思いつかない時もあるし語彙の言い回しに違和感をもって文が止まってしまうときもあるんですよ。

なので前半は生みの苦しみというものをうんうんわかるよと思いながら見てました。
Best Stageのインタビューの森崎さんの言葉が身に染みる。地獄です。

 

NACSが女装するとコミカルになる

途中の枕かなんかの投げ合いに本気になっていくところがあったんですがあそこが一番素のNACSさんたちだと思いました。あと女装して女中さんになるあたり。過去女装といえば下荒井があるんですが、女装して演じてるシーンは本当コミカルになるんですよね、NACSさん。

 

安田さんの2役

片や言葉が出てこずに結果が出せない脚本家、片や新入りの女中という二役を演じた安田さんですが、この二役で安田さんのすごさというのを再認識した気がします。脚本家のほうは不器用で苦しみを感じさせる演技、片や女中さんのほうはしなやかでどこか上品さを感じさせる演技。特に女中さんの演技は動きまで女性になっているのでやっぱり安田さんすごいなと再認識するとともにソロツアー一人語りを思い出してしまいました。

大泉さんの存在感

NACSさんは表情や感情を豊かに演技できる方々だなと思っておりますが、コミカルも加えつつ演技をするのであれば出てくるだけで存在感を示す大泉さんが軸だよなと思ってまして。くるくると事態が変わるテンポの良い芝居はやはり大泉さんが得意とするところだよなと鑑賞して改めて思いました。あと結局振られてしまうところまでも含めて。そこが大泉さんの持ちうる魅力だと強く思いました。

 

音尾さんのいぶし銀

…NACSで一番年下のはずなんですけど、最近漂う40代後半感はいったい何なんでしょうか。坊主にしてから一気に年齢加速感をすごく感じているのですが。サブに持ってくると存在感を表してしまうという美味しいポジションになったなと思っております。

 

中間管理職が似合う戸次さん

…何か人の間に立って苦労する役というのが最近多くなってきたのがシゲさんだなと思ってます。まぁでもプライベートの様子とか聞いていたら完全に40代児だしそこのギャップが最近本当強くなってきたと思わせる方です。

 

なんかいるだけで存在感を増しているリーダー

番役者から遠のいているポジションのはずなのにカーテンコールまで笑いを取っていってなんだかんだ存在感を残しているリーダー森崎さん。なお福岡のカーテンコールでは大事なところのチャックを開けて出てしまったということで前のほうのお客様に謝っていました。あと施設の名前をお客さんに聞いたりとか。笑いを絶やさない人でありました。

 

久々のコメディ寄りのNACSさんを見ましたが、この方向に来るとやはり大泉さんの存在感はすごいなと実感させられました。あとそれに対比する安田さんの女性役。役者としても対比している二人なので安心して見られた気がします。

 

最後の振られるところが個人的にはあっさりしてたかなとは思いつつも、思い出として昇華したんだろうなと最後のシーン見てて思いました。

 

さて、この後はジャンボリーとファンミーティングになると思うのですが、まだまだこのご時世なのでもうしばらく待つことになりそうかなと思っています。また落ち着いたころにお会いできることを楽しみにしています。